2022年4月5日火曜日

宍塚のトンボ・2021年

  2021年に、土曜観察会などで記録した宍塚のトンボは、21種。2020年が26種だったので、やや少な目。

 数年ぶりに、ハグロトンボを記録したものの、チョウトンボなどを見ることができなかった。

 チョウトンボやイトトンボの類のうちには、チョウトンボをはじめとして、クロイトトンボやオオイトトンボなど水草に産卵する種が多く見られるので、ここ数年のアメリカザリガニによる水草の食害、外来魚の大量繁殖にヤゴの被害などの影響が心配される。

【2021年記録種】 ホソミオツネントンボ、オオアオイトトンボ、ハグロトンボ、オオイトトンボ、アジアイトトンボ、サラサヤンマ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、アキアカネ、マイコアカネ、コシアキトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、オオシオカラトンボ

    


宍塚の蝶・2021年

記録種数(成虫)

 五斗蒔だよりに掲載された2021年の記録種数(成虫)は、昨年と同様に56種となっている。月別に見ると、5月が最多で、39種を記録している。

  昨年見られなかった、ギンイチモンジセセリ、久しぶりのミスジチョウ、アサギマダラが記録された一方、ずっと記録されてきたゴイシシジミ、ウラナミアカシジミ、昨年、初記録だったクロミドリシジミを見ることができなかった。


 ゴイシシジミについては、笹の葉裏のアブラムシを見てみたりして、皆で、一所懸命、探したのに、残念でした。

 

2022年4月4日月曜日

ミヤマセセリ 深山挵蝶

Erynnis montana 
セセリチョウ科
チャマダラセセリ亜科
ミヤマセセリ属

 成虫を見ることができるのは、3月から4月。年1化。
 卵から5月ころ幼虫となり、幼虫越冬で、翌年、春早く蛹になり、また、3月から4月に羽化して成虫へ。
 食草は、ブナ科のコナラ、クヌギなど。宍塚ではよく見られる樹木。残念ながら、卵の写真はなかったので、募集中。
 2022年は、3/27にSa-kaさんが初認。


  
♀は、前翅に白い帯状の模様がある
  
 
2~3齢の幼虫
 
4齢ほどの幼虫
By Yamasanae