2014年5月8日木曜日

2014/05/08 根本さんの甲虫ノート

5月8日(木) 晴れ時々曇り 13℃~24℃
 前回から2週間がたち、天気もよく、気温も大分上がったので、大池に行ってきた。今年は、本業の絵の方が、私の所属する主体美術協会の50周年記念という事で、会員は忙しく、遠方にはあまり行けそうもないので、大池が中心になりそうだ。何しろ、6~7時間ほどで廻れるので、気晴らしのためにもいい。
 今回はハルジオンの花に来るツマグロハナカミキリが一番の狙いだ。今回はハルジオンも20cm程だったが、2週間が過ぎたので、ちょうどいい背丈になっていて、陽光もあり、コンディションとしては最高だ。
 まず、オニグルミのある広場付近へ急ぐ。花は多いが、クロハナムグリ(写真1)位しかいない。

 なかなか見つからないので焦って歩くので、余計、視認できない。少し落ち着いてからじっくり見ていくと、すぐ横のハルジオンにツマグロハナカミキリがいるではないか。急いでデジカメを取りだし、2度接写をしたとたん飛んで逃げてしまった(写真②)。

 その後も探してみたが、この付近では見つからなかった。一応撮影はしたので、付近の茂みなども見ていくと、多くのハムシやカミキリモドキ(写真③,④)がいたが、普通種ばかりで何も採らなかった。


 次に例のプレハブ脇の伐採木へと向かう。よく見ると、すぐわきに炭焼き釜があり、そのための材だと分かった。慎重に見ていくが、チビタマムシが3頭いただけで、まだ時期が早いらしくカミキリの姿はなかった。しばらく見ていると、どういう訳かドウガネサルハムシ(写真⑤,⑥)が出てきた。個体によって色彩変化の多い種だが、これは金色に近い鮮やかな光沢を持った実に美しい個体だ。早速接写したが、2枚目を移したところで伐採木の間に落ちてしまった。


 次に枝の方を見ると、ヒメヒゲナガカミキリ(写真⑦)が2頭いたが、サビカミキリさえいない。やはり、まだまだ本格的な甲虫の時期ではないらしい。

 その後も、ハルジオンを中心に、いつものコースを見て回った。
 すると、先日、スギカミキリを採った場所から100m程先の杉の木で再びスギカミキリ(写真⑧,⑨)を発見。先日も書いたが、30年以上前から姿すら見ていなかったものが、わずか2週間後、しかも100m足らずのところで見つかるとは思っても見なかった。この個体は、前回のものと同じで型は小さいが、黄色の斑紋が4つついている。ただ、中脚が腿節からまるまる1本全くなく、触角も1/4位が欠けていた。標本にはどうかとも思ったが、斑紋が違うので、一応、採集した。スギカミキリは生木の皮の剥がれた腐朽部から侵入し、成虫も幼虫も木質を食べて育つが、杉を枯らすことはない。害虫には違いないが、個体数も少ないので、駆除するほどのものではない。実際、ここ大池でも杉は多いが、15年以上来ていて、今年初めて見つけたのだから、いくら杉や松は余り見ないと言っても、全く見ないわけではないので、個体数は限られていると思う。


 その後は、いつものコースを行く。途中、タケにはお馴染みのベニカミキリ(写真⑩)や、フトベニボタル(写真⑪)、余りに高いところなのでよくわからないが、カミキリらしきもの(写真⑫)がいた。



 いずれにしても、今日の一番の目的は、ツマグロハナカミキリなので、ハルジオンの群落を中心に見て回った。果樹園付近には、特に、ハルジオンの群落が多く、コアオハナムグリやヒラタハナムグリも来ている。よく見ていくと、果樹園のそばに3頭(写真⑬)、用水路を挟んだ反対側(写真⑭)に5頭(写真⑮,⑯)、計8頭のツマグロハナカミキリを見つけた。例年より、小型のものが多かったが、1番大型のもの1頭だけ採集した(写真⑰)。






 林道に入ると、ハムシ、オトシブミ、小型のゾウムシくらいで、ゴマフカミキリやサビカミキリの仲間もいなかった。やはり、まだまだ時期が早いようだ。林道を抜けると低木に房状の白い花が咲いていた(写真⑱,⑲)、ネットで花ごと包み、揺すって見ると、トゲヒゲトラカミキリが5頭、ヒラタハナムグリが7~8頭、カミキリモドキが3種10頭ほど採れたが、今更採るようなものでもないので、採集はしなかった。他にも低木に花をつけているものもあったが、ヒラタハナムグリとコメツキ位でたいしたものはいなかった。帰りに、切株に止まっているヒメシロコブゾウムシをみつけた(写真⑳)。


 

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