2013年6月17日月曜日

2013/06/17 根本さんの甲虫ノート

6月17日(月)晴れ時々曇り 20℃~28℃
 今日は気温が高いので、少し期待してきてみると、早速入り口付近のまだ枯葉がついたまま伐採された枝でヤハズカミキリのペアをみつけた。今日は、採集というよりも甲虫の写真が目的で来たのだが、敏感な甲虫を接写するのは非常に難しい。ネットを近付けるだけでも難しい甲虫にデジカメを近付けるのは至難の業だ。ましてや画像の確認や液晶画面を見ながらモード調整などしていられない。また、甲虫のいる場所が風で揺れる花上や低木、もしくは、絡みあった伐採木や複雑な枝の上がほとんどなので大変だ。ほんの少しでも振動を与えると、下へ落ちるか飛び去ってしまう。
 その後、センノキでセンノキカミキリのペアをみつけ接写を試みたが、約30cm程の所で1枚写した。直後、2頭とも下の茂みの中に落ちてしまった。このデジカメは、5cmの所まで接写できるのだが、そこまで近付ける甲虫は一握りだ。
 先日は気づかなかったが、オニグルミのある広場の中の一本が伐採されているのを見つけた。まだ、葉がついているので、新しく切られたものらしい。これはしめたと思い、慎重に見ていくと、多数のナカジロサビカミキリが来ていた。また、アトモンサビカミキリとアトジロサビカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリもかなりいる。しかし、何とも足場が悪い。枝が複雑に重なっているので、少しでも枝に触れると、2m四方以内にいる甲虫は全て下に落ちてしまう。10数枚撮った中でもまともに写っていたのは3枚だけだった。しばらく見ていると、エグリトラカミキリ3頭とナガゴマフカミキリ4頭が出てきた。エグリトラカミキリは動きが早い上に敏感なうえに、すぐ飛ぶので接写は無理だったが、ナガゴマフカミキリはどうにか接写できた。他にもトホシオサゾウムシとキマダラヒゲナガゾウムシも多数いた。おそらく、シナノクロフカミキリやヤハズカミキリ、ビロウドカミキリなどのカミキリや他の甲虫もいるのだろうが、これ以上はどうしようもない。
 その後、林の中に入ると、結構折れた枝などがあり、こういった枝でヤハズカミキリ3頭とビロウドカミキリ1頭をみつけ、接写を試みたが、採れたのはヤハズカミキリ1頭だけで、甲虫の接写は難しいとつくづく思い知らされた。
 林を抜け、常磐高速脇の道を歩いていると、林側に枯れた低木があり、何か甲虫らしきものがとまっている。非常に難しいところにいたのだが、うまくネットの中に落してみると、何やら美しいメタリック色が目に飛び込んできた。これはタマムシだと直感的にわかったが、メタリックなエメラルドグリーンは腹側だけで上翅には6つの星があるだけで地味な色彩をしている。家で調べてみると、ムツボシタマムシで、そう珍しいものではないようだが、私としては初めて採集したものなので、十分満足のいく採集行だった。
 それにしても不思議なのは、ヤハズカミキリのペアといい、ビロウドカミキリの♀(触角が短い)といい、どちらも産卵のために来ていたのだろうが、その枝はどれも直径5~6㎜のまだ葉のついた折れた枝にいたという事だ。甲虫の幼虫というものは、蛹の時ににかなり縮まるので、成虫よりも大きくなる。此どちらのカミキリも成虫は20㎜~30㎜位はある。そうなると、あんな細い枝に産卵したら、その幼虫は育ち、羽化できるのだろうかと疑問に思う。しかも、ヤハズカミキリの場合は、最も人の通る農道わきの細い伐採された枝で交尾をしていた。虫の行動には、どうも理解に苦しむことが多い。他にも、枯れたツルでゴマフカミキリのペアをみつけたが、今年はゴマフカミキリよりもナガゴマフカミキリが多い。



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