2013年5月10日金曜日

2013/05/10 根本さんの甲虫ノート

 今年は、梅雨入りは早く、少雨の上に梅雨明けも早かった。また、猛暑と低温が入りまじり、肝心の7月は猛暑か大雨でなかなか遠方への採集には行けなかった。特に、相模湖付近から大月市までは毎日のように、雷・大雨注意報がでていて、一発勝負の日帰り採集の私には、厳しい年となった。何しろ、7月~8月にかけては37℃という経験をしたことない気温の日が3日もあり、34~ 35℃は当たり前といった日々となった。また、ゲリラ豪雨が多発し、日本列島はさながら災害列島となってしまった。

5/10(金)晴れ時々曇り 16℃~26℃
 今年初めての採集に、大池に行ってきた。3月までは低温の日が続いたが、4月に入って寒暖の差が激しく、サクラも4~5日程で散ってしまった。例年だとハナカミキリや早出の甲虫は出ているはずなのだが、今年は出現期が全く読めない。
 まず、いつものように宍塚側から入ったが、炭焼き場やキノコの栽培をしていた辺りはすっかり片づけられていて、キノコのホダ木用の伐採木はきれいにまとめられていた。甲虫の子をと考えたかどうかは分からないがポイントとなる大きなエノキ・クワノキと小型のオニグルミの木は残されていて、こちらとしては好都合だ。キノコのホダ木をじっくり見て回ったが、カオジロヒゲナガゾウムシとニジイロゴミムシダマシがいたたけで、他の甲虫の姿はなかった。このホダ木は、日の良く当たる所にまとめられているので、以前より乾燥が進み、もっと甲虫が来てもおかしくないのだがいない。これくらいの材ならルリボシカミキリは普通に来る。

 周辺の低木や花には、ハナムグリやカミキリモドキが数種来ていたが、普通種ばかりなので、一面に咲いているハルジオンに来るツマグロハナカミキリ(ヤツボシハナカミキリの地域色彩変種)探しに切り替える。オニグルミのある広場付近は、多数のハルジオンが咲いているので、かなり時間はかかったが、4頭をみつけた。他にもベニカミキリや多くのクロハナムグリ・コアオハナムグリ・ビロウドコガネなども来ていた。またジョウカイボン・ヒメジョウカイも多く、ツマグロハナカミキリに似ているので、普通の人が見てもおそらく区別はできないだろう。このハナカミキリは大池付近に多くのポイントがあるので、かなり広範囲に分布しているようだ。
 その後はいつものコースを行くが、さすがにまだ時期が早く、普通種はいるが、めぼしいものはいなかった。林の中に入ると、新緑が美しく、心が洗われるが、甲虫の姿は余りなかった。常磐高速方面の出口近くに、新しい折れた枝があったのでよく見ると、枝の裏側から触角だけが見えていた。すぐに小型のカミキリだとわかったので、慎重に捕まえると、シナノクロフカミキリだった。このカミキリは余り多くはないが、ここ大池には広く分布している。また、その少し先の枯れ枝でヒシカミキリを採った。これは、チビカミキリの仲間で非常に小さく3mm程しかないが、そこは長年のマニアの勘で、臭いでわかるというやつだ。
 林を抜けると、低木が花をつけていて、ガマズミの花などにアシナガコガネやゾウムシ・コメツキ・トゲヒゲトラカミキリなどが多数きていたが、採集はしなかった。



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