2012年8月20日月曜日

2012/08/20 根本さんの甲虫ノート

2012年8月20日 晴れ時々曇り 26℃~34℃
 この記録も一応まとめたので、一つの区切りになったと思う。従って、大池へ来る回数も大分減った。実を言えば、私が会員をしている主体美術協会の団体展が毎年9月1日~16日に東京都美術館で開催されるので、審査や会議などのために8月はかなり忙しい。また、甲虫も8月に入ると平地ではあまり見かけなくなり、ある程度の標高のある山や高原が主な採集場所となる。その上、昨今の温暖化で甲虫の出が早くなっているので、里山などでは夜間採集でもしない限り、日中はあまり期待できない。特に、甲虫の場合、気温が30℃以上になると活性がおちるという研究者の報告もある。
 今回はもう時期も遅いので、カブト・クワガタ狙いで来てみたが、余りにも暑いので、時間をずらし、PM3:00頃からいつものコースを回ってみた。前回みつけた倒木には、まだゴマフカミキリとナガゴマフカミキリが5頭いたが他に目ぼしいものはいなかった。それにしても最も普通種のこの2種の出現期は長い。他にもセンノキカミキリやクワカミキリもまだかなりいて、是等普通種の生命力の強さには驚かされる。まあ、このぐらい強い生命力を持っているからこそ、全国いたる所にいるわけなのだが、トラカミキリやハナカミキリと比べると7~8倍は生きるという事になる。池までの人の良く通る農道を歩いていると、カブトムシの♂が頭上を飛び去った。その付近をよく見てみると、コナラの巨木もあったが、正面から見ると何もいない。そこで静かに裏側に回り込んでみると、カブトムシの♂4頭、♀3頭、カナブン3頭、クロカナブン2頭が来ていた。こちらの存在など全くおかまいなしに、♂同士は♀を巡ってケンカをし、♀は樹液をなめていて手で掴んでも逃げようともしない。
 その後は、いつものコースを早めに歩いてみたが、カナブンやコガネ位で目ぼしいものはいなかった。暑さのせいでコクワガタすらいないので、ポイントのなかでも一番期待の持てる西側のクヌギとコナラの大木のある所へと向かう。PM5:00を過ぎると陽も傾いて少々気温も下がり始めた。何故か今日はスズメバチが全くいないので、樹液に来るタテハチョウの飛んでいる付近をゆっくりと見て回る。しばらくすると樹洞内や木の割れ目からコクワガタが姿を現し始めたが、いずれも型は小さい。
 PM6:00近くなった頃、タテハのいたポイントにノコギリクワガタの中型の♂をみつけ、ネットをうまく使い捕らえた。中型だか湾曲したオオアゴを持つ、なかなかいい個体なので、ブリーディング用に持ち帰る事にした。あとは♀を捕まえればいいのだが、これがなかなか見つからない。コクワガタは次々に現れるのだが、周りも暗くなり始めたので、なかなか視認できない。かなり粘って奥の方まで入っていくと、クヌギの細い枝にノコギリの♀を発見。しめしめと思いながら、慎重に捕まえた。クワガタは、カブトと違い、かなり細い枝先などにいる事が多い。
 やはり、この時期の気温では暑すぎるので、PM6:00以降でないとクワガタは余り出てこないようだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿